一生に一度あるかないかの買い物となるお墓。購入前に墓石の種類や特徴、価格の相場をリサーチしておくことで、信頼できる専門業者かどうかを見極めるためにも必要な知識を身につけておきましょう。
お墓の種類と価格相場について
お墓のデザインには法的な決まり事もなく、さまざまなタイプのものを自由に選ぶことができます。
当社調べでのお墓の種類の内訳は、和型11%、洋型71%、納骨堂や永代供養墓・樹木葬など24%、デザイン墓3%。
洋墓人気の理由はそのデザイン性や外柵工事が不要のため、墓地が有効に利用できるというメリットが注目されていることにあるようです。
墓石の平均相場は100万~200万円
お墓の消費者アンケートによると、最も多い墓石の価格帯は100~200万円が47%、100万円未満が31%、200~300万円が12%となっています。
墓石の種類について
お墓に使われている石の種類には、国内外合わせると300種類以上あります。その価格もピンからキリまで。
基本的に、長年の風雨にさらされることになるので、耐久性はもちろん墓所の立地条件に適した石材を選ぶことが大切です。
墓石に必要な条件
お墓に適している石種の3大条件は、石の硬さ・吸水性の低さ・耐久性です。古くから日本のお墓に使われてきた石種は、庵治石、小松石、大島石、万成石などの種類があります。
最近では、外国産の輸入石材の流通も増加していて、国内のお墓の大半を中国産の石材が占めつつあるほど。国内産の需要と砕石量ともに減少傾向にあるぶん、希少価値が高まっているのも現状です。
墓石購入の際に注意すること
墓石購入の際には金額面ばかりでなく、石材のメリット・デメリットをちゃんと説明できる、しっかりした品質で建立後のアフターサービスにも対応しているなど、信頼のおける石材店を選ぶことが大切です。
石の質を確かめる
また、実際に建立予定の墓所へ出向き、どんな石材のお墓が多いのか、石材店が施工して3年以上経過している墓石のチェックをすると、適した石材かどうかがわかります。
石の種類が同じ名前や産地の石でも等級によって価格が違うので、納得のいくまで比較検討をしましょう。
予算内におさまるように調整する
もしも見積もりの時点で予算オーバーしていたら、石の種類を変更したり、石の使用量を減らしたり、お墓のデザインをシンプルなものにして加工費を抑える、などの工夫をしましょう。
そして、見積もりを比較検討する際には、建立で支払うすべての費用が含まれた価格なのかどうかを確認しておきましょう。
墓石選びの際は信頼できる専門業者を選びましょう
価格の安さや石の良さばかりアピールしてくるのではなく、デメリットもきちんと教えてくれる専門業者を選ぶことが重要です。
また、実際に墓石の品質を確かめるためには、完成直後の状態でなく、建立してから3年以上経過したものを自分の目で見て確認することも大切です。
そして、必ず見積書や完成図面、契約書をきちんと出してくれる、どんな疑問にも丁寧にしっかりと答えてくれる専門業者を選びましょう。
メモリアルサービスでは、石材店の選び方についてもご相談を承っております。墓石選びにお悩みの方は、お気軽にご相談くださいませ。