お布施の中に永代供養の費用は含まれているのでしょうか?

お布施の中に永代供養の費用は含まれているのでしょうか?1

永代供養の費用に、お布施は基本的には含まれていません。では、納骨法要や年忌法要を行うときのお布施はどうすればよいのでしょうか?永代供養とお布施に関する疑問にお答えします。


お布施の本来の意味

「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という言葉をご存知でしょうか?仏教における、修行で目指す6つの到達点で、内容は以下の6つです。

  • 人に施しを与える
  • 戒律を守る
  • 耐え忍ぶ
  • 努力する
  • 心を落ち着かせる
  • 智慧を持つ

この中の一番最初が布施行です。布施行には「法施」「無畏施」「財施」の3つがあり、法要などでお金を包む“お布施”は財施にあたります。お布施は、サービスや労働に対する対価ではありません。お布施を受け取る側も幸せになるための行い、いわば“気持ちの表れ”です。


僧侶へのお布施がもつ意味

読経や戒名をいただいたとき、お布施を包んで僧侶にお渡しします。しかし、これは僧侶への報酬ではありません。「ご本尊にお供えをする」というのが本来の意味です。


永代供養とは?

もともとは、「永きにわたって死者を供養する行い」を指すのが永代供養でした。しかし、現在では「遺族に代わって、寺院が半永久的に行う遺骨の管理と供養」を表すことが多くなっています。

運営主体は、寺院・神社などの宗教法人のほかに、公営の霊園を運営する地方公共団体などです。遺骨を安置する期間は、各寺院や霊園によって十七回忌、三十三回忌、五十回忌までなどと違いがあり、一般的に三十三回忌までを期限とする場合が多いようです。

相談によって決める場合もあるので、事前によく確認しましょう。期間を過ぎた後は、基本的に合祀され、ほかの遺骨とともに供養されます。年に数回の法要や、合同の慰霊祭が執り行われます。

また、寺院では朝夕にご供養していただく場合もあります。永代供養の費用や形式はさまざまですが、全体的に見れば一般のお墓より安く、遺族への負担が軽いものばかりです。納骨した後にかかる永代供養の費用がない場合も多くあります。


永代供養が増えている理由

近年、永代供養が増えている理由として、未婚率の増加、核家族化などの社会的要因が考えられます。お墓の管理を任せられる家族や親族がいないというケースや、遠方の親族に負担をかけたくないなどの理由で永代供養にする場合が増えているためです。

また、お墓を新たに建てるには、墓石や永代使用料など高額の費用がかかるので、お墓を建てる必要がない永代供養の費用のほうが、予算を抑えることができるのも理由の1つと考えられるでしょう。


永代供養墓について

遺骨を安置するための永代供養墓には、さまざまなタイプがあります。


納骨堂タイプ

屋内に設置されるもので、納骨壇タイプ、ロッカー型などと呼ばれます。親族の遺骨を代々納めることができるもので、通常のお墓と同じ機能と考えられるでしょう。


供養塔タイプ

供養塔の地下に共同の納骨堂が設けられているタイプで、棚に骨壺を並べるしくみになっています。


合葬タイプ

骨壺から出した遺骨を、共同の納骨室に納めるもの。納骨室の下部が砂や土でできているのは、遺骨が土にかえるためです。


個別墓タイプ

安置期間が終了した後、ほかの遺骨と合葬されることを避け、中央に仏像などを配置した墓地に墓石を並べるタイプ。墓石の下に納骨室があり、遺骨を納めることができます。


永代供養の費用

永代供養の相場は10万円からで、100万円を超えるものもあります。一般的に永代供養の費用は、遺骨を納める面積と比例するといわれる場合もあるようです。永代供養の費用にはどういうものが含まれるのでしょうか?


永代供養料

遺骨の管理と供養に対する費用。支払うのは最初だけです。金額はさまざまで、数万円から100万円くらいかかる場合もあるので、よく確認しましょう。


管理費

遺骨をまとめて埋葬する合祀墓などは、管理費がかかりません。しかし、納骨堂のように、遺骨を個別に安置する永代供養では管理費がかかることもあります。

この場合、管理費が発生するのは、三十三回忌などに遺骨を合祀墓に移すまでです。管理費は、水汲み場など共同施設の管理や、清掃などの費用にあてられます。


他の費用

永代供養の内容によっては戒名や骨壷、位牌、石碑や霊標への名前などの彫刻にかかる費用を別途支払う必要もあります。申し込むときにきちんと確認したほうがよいでしょう。


会費(生前契約のみ)

生前に契約ができる永代供養もあります。その場合、遺骨を納めるまでに年会費を徴収されるケースがあるようです。


お墓の処分の費用

永代供養に移るために、それまで祀っていたお墓や仏壇を処分する際には、寺院などで閉眼供養をするのが一般的です。供養の謝礼や、仏壇やお墓の処分費用がかかります。お墓は面積で処分金額が変わるので、寺院や業者に確認してみましょう。


永代供養のお布施

永代供養でお布施を用意する機会は2つ。納骨法要と年忌法要です。


納骨法要のお布施

永代供養に限らず、納骨は必ず行わないといけません。納骨時にはお経をあげてもらうのですから、お布施も用意することになります。ただし、永代供養では、永代供養の費用と納骨時のお布施がセットになっているケースが多いようです。


年忌法要のお布施

一周忌や三回忌などを個別に行うときのお布施は、永代供養の費用には含まれていません。


永代供養とお布施、ともに大切なのは気持ち

永代供養の費用のなかには、納骨のお布施がセットの永代供養があり、納骨だけで済ませるのなら、お布施は不要です。永代供養を選ばれる方にはさまざまな理由があり、お墓に対する考え方も変わってきています。ただ、いずれの場合でも変わらないのは、故人を想う気持ちを持ち続けることでしょう。

永代供養の費用やお布施についてお悩みがあれば、メモリアルサービスにぜひご相談ください。専門のスタッフが丁寧にお答えさせていただきます。

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