memorialservice_wp_admin のすべての投稿

散骨と樹木葬の違い【スタッフブログ】

散骨と樹木葬の違い

「散骨」と「樹木葬」は、いずれも近年ますます広がりを見せている、自然葬の一種です。混同されることも多い、両者の特徴や違いについてまとめました。

散骨と樹木葬

自然によって育まれた命を、ふたたび自然へと還す「自然葬」。近年、思想やライフスタイルなどの多様化によって、一般的にも広く受け入れられるようになった新しい葬送の方法です。

散骨と樹木葬は、いずれもこの自然葬の一種です。

【散骨】遺骨を小さな粒状に砕いて、海や山などに撒くことで自然に還す方法。

【樹木葬】樹木の下の地中に、土が直接ふれるかたちでご遺骨を埋葬し自然へ還す方法。

いずれも墓石が不要であるため、一般的なお墓に比べて「費用負担が軽減できる」「自然環境に与える影響が少ない」といったメリットがあります。

またお墓を維持管理していく必要もないので、「お墓の後継者がいない」「子供や孫に負担をかけたくない」という方にも適した葬送方法であると言えるでしょう。

両者の違い

同じ自然葬ということから共通点も多い散骨と樹木葬ですが、両者にはいくつか大きな違いがあります。

場所の違い

散骨は、漁業権の設定されている河川や海洋、公園など公共の土地、山林など他人の私有地では禁止されています。こうしたことから散骨ができる場所としては、

  • 漁業権に影響ない、海岸から遠く離れた海の沖
  • 散骨業者が所有する山林など、所有者によって許可された私有地

のいずれかということになります。

樹木葬の場合も行うことができるのは、法律で許可された場所だけです。具体的には、樹木葬に対応した墓地・霊園のみになります。

埋葬の際の遺骨の形状の違い

散骨を行う場合、社会的なモラルの観点から、遺骨は粒状に細かく砕いて、遺骨であることが判別できないようにする必要があります。一方、樹木葬については、遺骨の形状にとくに決まりはありません。

費用の違い

散骨の費用は、遺骨一体あたり5~20万円程度が相場。遺骨を砕く作業を業者に依頼する場合は、別途3万円程度必要となります。

樹木葬の場合は、費用の相場は遺骨一体あたり10万円~70万円程度となっています。

墓標の違い

散骨の場合、広い範囲に遺骨を撒いてしまうので、従来の墓石のような、目に見える墓標となるものはありません。

これに対し樹木葬の場合は、樹木が墓標の役割を果たしています。さらに樹木そのものを、故人の生まれ変わりと感じ、心の拠りどころとされるご遺族の方も多いようです。

まずは専門の業者に相談を

散骨や樹木葬などの自然葬を希望される方はますます増加傾向にあり、ニーズに合わせて今後サービスもさらに多様化していくと思われます。サービスによって費用が大きく異なることもありますので、まずは専門の業者などに相談されるとよいでしょう。

なお、法律的なトラブルなどになってしまう恐れがあるため、ご自身の判断だけで自然葬を行うことはおすすめできません。

自然葬についての疑問やお問い合わせは、メモリアルサービスまでお気軽にどうぞ。豊富な知識と信頼の実績で、お一人お一人のご希望にあわせたご提案をさせていただきます。

散骨と樹木葬の違い-samu

ペットとともに自然に還ってゆける樹木葬【スタッフブログ】

ペットとともに自然に還ってゆける樹木葬

「自分が亡くなったときは、愛するペットと一緒に眠りたい-」

樹木葬なら、そんな飼い主様の心からの願いも叶えることができます。今回は、ペットも一緒に埋葬できる樹木葬についてご案内します。

大切なペットと同じお墓にという願い

かつては単なる愛玩動物として飼われることが多かったペットですが、現代においては大切な家族・パートナーとして愛される存在となっています。

そんなかけがえのないペットと「いずれは同じお墓で眠りたい」という願いは、飼い主の方々にとっては、ごく自然なことといえるでしょう。

一般的な墓地ではペットは埋葬できない

飼い主の方々の願いが高まる一方で、通常の場合、一般的な墓地・霊園においては、ペットの遺骨の埋葬は認められていないことが多いのが実情です。

本来、人間のお墓にペットの遺骨を埋葬することは、法律的にはとくに問題はありません。しかしながら、宗教上の教義や昔ながらの慣例から、墓地や霊園ごとの規則として禁止されていることが多いのです。

飼い主様の願いを叶えられる樹木葬

こうした中、宗教や慣例にとらわれない新しい葬送方法「樹木葬」は、ペットと一緒に眠ることができるお墓として、飼い主の方々の注目を集めるようになっています。

ペットと一緒の樹木葬のために必要なこと

樹木葬は、樹木を墓石の代わりとしてその下の地面に遺骨を埋葬し、やがて土へと還すという自然葬のひとつです。

人生のひとときをともに過ごした愛するペットと寄り添い、同じ命として、一緒に自然へ還っていけることから、多くの飼い主の方々が、この樹木葬を選ばれるようになっています。

ペットの樹木葬にも対応した墓地・霊園を選ぶ

樹木葬といっても、人の遺骨の場合、街路樹や公園の木々などの下に、遺骨を勝手に埋葬することは法律で禁じられています。

ペットの遺骨に関してはこの限りではありませんが、飼い主の方も一緒に眠るということを考えると、やはり法的に許可を受けて、樹木葬に対応している墓地・霊園を選ぶ必要があります。

費用について

墓石を必要としない樹木葬は、一般的なお墓に比べてかなり費用の負担が少ないのが特徴。ただ遺骨を埋葬する際には、人でもペットでも一体ごとに費用が発生します。

費用の相場としては、ペット一体あたり1万円~数万円程度、人は10万円~70万円程度となっています。

墓地や霊園によっては、ペットと一緒の樹木葬のために、特別な料金プランを用意しているところもありますので、確認してみましょう。

情報を集めて充分な検討を

ペットと一緒の樹木葬については、それぞれの墓地・霊園によって、具体的な埋葬方法や費用などが様々に異なっています。事前になるべくたくさんの情報を集めて、充分に検討したうえで、ペットと飼い主様ご本人にふさわしい「終の棲家」を選んでいただきたいと思います。

ペットと一緒のペットとともに眠れるお墓についてのより詳しいご相談はメモリアルサービスまで、ぜひお気軽にどうぞ。

新しい墓地のかたち~樹木葬【スタッフブログ】

新しい墓地のかたち~樹木葬

近年、新しい葬送のかたちとして樹木葬を希望する方が増え、樹木葬ができる墓地も多くなってきました。ここでは、こうした樹木葬対応の墓地について、その特徴などをご案内していきます。

樹木葬とは

樹木葬とは、墓石を置かず、樹木を墓標とする自然葬の一種です。

ライフスタイルや価値観などの多様化によって、近年ではこの樹木葬に注目が集まるようになりました。また、それにともなって、樹木葬に対応した墓地・霊園も増えてきています。

自然志向の墓地

墓石を建てて、その中にご遺骨を納める従来型の墓地に対して、樹木葬では、樹木の下の地中にご遺骨を納めます。この際、ご遺骨は直接土に触れるようにして埋葬されるので、長い年月を経て、ご遺骨はいずれ土へと還ることになります。

人の命も「自然の一部」ととらえ、あらゆる命のつながりの環の中に回帰していくという、自然志向の墓地のかたちです。森林や里山の自然と墓地が共存できるため、環境にやさしい墓地であると言えるでしょう。


宗教や宗派にとらわれない

樹木葬ではほとんどの場合、宗教や宗派などは関係なく埋葬することができます。特定の信仰は持っていないという方や、自分らしく眠りたいという方などからも、選択肢として注目されている葬送方法です。


費用の負担が少ない

樹木葬の大きな特徴として、従来のお墓に比べ費用の負担が大幅に少ないということが挙げられます。

一般的なお墓を建てる際の費用の相場は、「墓石」+「墓地の永代使用料」で200万円前後。一方、樹木葬の場合はまず墓石が必要ない上、永代使用料も10万円~70万円程度と、かなり低い相場となっています。

また形態によっては、墓地の年間管理費も無料の場合もあります。


お墓の後継者がいなくても大丈夫

古来、お墓といえば「先祖代々引き継がれ、将来も子孫によって守られていくもの」とされてきました。

しかしながら、核家族世帯と単独世帯が全体の8割以上となった現代においては、お墓を継いで管理していく後継者がいないというご家庭も少なくありません。

樹木葬なら墓石や墓地のメンテナンスなどの管理は不要ですし、墓参りをする後継者がいなくても、永代供養というかたちでずっと供養してもらえます。

こうしたことから「お墓の管理で子供に負担をかけたくない」という方が、樹木葬を選ばれることも多くなっています。


樹木葬について注意したいこと

従来型のお墓に比べ、現代の暮らしに沿った自由で新しい墓地のかたち、樹木葬。魅力的な特徴についてご紹介してきましたが、もちろん注意が必要な点もあります。


ご遺骨は返却できない

樹木葬はご遺骨を土に還すという方法であるため、埋葬後は基本的にご遺骨の返却はできません。将来的に分骨などの可能性があるといった場合は、ご家族間で事前に充分な話し合いを。

樹木葬は許可された墓地で

樹木葬ができるのは、法律によって許可を得た墓地・霊園だけです。山林や公園などの樹木の下に、勝手にご遺骨を埋葬することはできません。

メモリアルサービスでは、樹木葬に対応した墓地・霊園を多数ご案内しております。また樹木葬に関するご質問やご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

新しい墓地のかたち~樹木葬-samu

「メモリアルパーク大磯」新規オープン!

神奈川県中郡大磯町に新規霊園「メモリアルパーク大磯」が開園いたしました!
小田原厚木道路「大磯インター」からすぐの緑豊かな丘で、訪れる人々を温かく迎え入れ、心ゆくまで故人との思い出を偲ぶことができるやすらぎの環境です。

また、グランドオープン記念特典として、平成28年2月29日までに墓地ご成約の方にもれなく10,000円のクオカードをプレゼント中です。

まずは、お気軽にお問い合わせください。
資料請求・ご見学お待ちしております!

お墓のリフォームの費用はどれくらい?【スタッフブログ】

お墓のリフォームの費用はどれくらい?

お墓の見栄えが悪くなったら、リフォームを考える時期です。でも、その費用はどのくらいかかるのでしょうか?きちんとした知識を持って、お墓のリフォームの費用を考えてみましょう。

リフォームのパターンと費用

まずは、お墓のリフォームが必要となる場合とおおまかな費用についてご紹介します。

お墓の傾き補正

地震などの影響で、墓石が傾き、倒壊する恐れもあります。また、倒壊することで隣の墓石を傷つけて、思わぬ補償問題に至ることもあるので、早めにリフォームしましょう。

傾き具合にもよりますが、墓石をいったん取り外して、修繕して据え直すだけならば、10~30万円程度となります。基礎部分を修繕する場合には費用がかかりますので、一度専門家に見てもらい、見積もりをとりましょう。

墓石のヒビの補修

お墓は常に雨や風にさらされているため、水分を含んだり乾燥したりを繰り返し、墓石が収縮してヒビが入ることがあります。そのまま放置すると、見栄えが悪くなるだけでなく墓石が大きく割れてしまうことも。また、ヒビから納骨を収納している部分に水が侵入してしまうこともあるので、ヒビは早めにリフォームしましょう。

墓石をつなぐ目地の部分であれば、その部分の補修だけで済むので3~5万円程度かかります。墓石そのもののヒビについては、状態やヒビの大きさにもより費用が変わりますので、しっかりと見積もりをとりましょう。

お墓の研磨

ピカピカのお墓は気持ちがよいですが、年数が経つとどうしても失われてくる光沢。墓石をリフォームすることで光沢を取り戻すことができます。表面の汚れを落とすお墓のクリーニングだけであれば、数千円~1万円程度が相場です。

新品同様に光沢を取り戻したい場合は、墓石を研磨します。この場合は、20~30万円程度が相場です。

お墓周りの雑草処理

お墓の土地に雑草が生えて、その処理が面倒ということもあるでしょう。この場合、その土地に草が生えないようにコンクリートで覆ったり、雑草が生えないような処理をして砂利を敷き直すなどの処置を行います。墓石だけでなく、お墓そのものの土地のリフォームも考えてみましょう。

この場合、敷地の面積やリフォーム方法によって大きく価格が異なります。業者としっかりと打ち合わせを行い、納得した見積もりをとりましょう。

付属品の交換

お墓には墓石だけでなく、花立てや線香立てといった付属品もあります。破損した場合、市販品を代用するという方法であれば数千円程度で済みます。お墓によっては石材店が独自に加工した付属品もありますので、石材店に相談して見積もりをとるのがおすすめです。

リフォームポイントを見極めて

修復部分により費用がかさむお墓のリフォーム。業者に一括で見積もりを依頼したらとんでもない額を提示されたということもあります。まずは、どの部分をリフォームするのかポイントを見極めて見積もりを依頼しましょう。

メモリアルサービスでは、お墓のリフォームについてのご相談も承っています。お墓をリフォームしてご先祖様への感謝の気持ちを込めるのもよいですね。

お墓のリフォームの費用はどれくらい?

樹木葬は好きな場所に埋葬できるのか?【スタッフブログ】

樹木葬は好きな場所に埋葬できるのか?

樹木葬とは、樹木をお墓に見立てて、その場所に遺骨を埋葬して弔う方法です。故人に縁のあるところや、景色の良い所に埋葬してあげたい方も多いでしょうが、樹木葬は好きな場所に埋葬してよいのでしょうか?

樹木葬のメリット

樹木葬には以下のようなメリットがあります。

自然に還る

故人の希望で、自然に還りたいという気持ちがあれば、樹木葬はその思いにぴったりといえるでしょう。また、ご遺族の方もお墓参りとして自然を感じることができます。

好きな樹木を植えられる

樹木葬を行う霊園にもよりますが、区分けされた埋葬方法であれば、ご自分が気に入った樹木を植えることができます。中にはバラの花を植えられるところも。

埋葬費がかからない

通常のお墓を建てる場合、土地代や墓石代で200~300万円とかなりの額がかかるでしょう。樹木葬であれば、その方法にもよりますが墓石代の代わりとして樹木代だけで済みます。

宗教にこだわらない

樹木葬は宗教や宗派にこだわらずに埋葬することが可能です。こういったことに縛られたくない方にはぴったりの埋葬方法といえるでしょう。

継承者なしでも大丈夫

樹木葬では永代供養を行ってくれるところが多く、ご自分の継承者がいなくても問題ありません。最後には自然に還る形にもなりますので、安心して眠ることができます。

樹木葬で気をつけるべき点

ペットが死んだ時には、自分が好きな場所に埋めてあげることができます。しかし、人が死んだ場合にはどこにでも埋葬してよいわけではありません。

「墓地、埋葬等に関する法律」というのがあり、定められた場所にしか遺骨を埋葬することができないのです。もちろん樹木葬の場合も、定められた場所にしか埋葬することができないのでご注意下さい。

どこで埋葬できるのか

各自治体が許可した場所でなら樹木葬として埋葬することができますが、一般の墓地で行う人はほとんどいません。多くは、樹木葬を目的とした霊園で行うことになります。

樹木葬の2つの種類

樹木葬といっても、どのように行うかによって、「里山形」と「公園型」の2つに種類が分かれます。

里山型

自然と一体化した、山深い土地に埋葬する方法です。樹木葬を行う場合、そこに新たに樹林することになり、自然環境保護にも役立ちます。自然葬に近いかたちとなり、故人が自然を愛している場合に適しているでしょう。ただし、どの場所に埋葬したのかわかりにくかったり、掃除が難しいなどのデメリットもあります。

公園型

施設内に、一般の墓地のように区分けをした場所に埋葬する方法と、一つの大きな木のもとに埋葬する方法があります。どちらの樹木葬を選ぶのかは、管理を行うところによりますので、しっかりと調査を行って下さい。公園型は普通のお墓参りとして供養できるというメリットがあります。

樹木葬も考えてみませんか

このようにメリットも多く、気に入った場所であれば樹木葬も埋葬方法の一つとして考えるのもよいでしょう。残念ながらどこでも行えるというものではありませんが、専門家に相談すれば、きっとあなたの希望に合った場所が見つかります。

メモリアルサービスでは、樹木葬に対応している霊園についても情報を多数扱っています。樹木葬に対してのさまざまな情報やご希望に合った方法をご紹介しますので、お気軽にご連絡ください。

樹木葬は好きな場所に埋葬できるのか?

知っておきたい永代供養の種類と特徴【スタッフブログ】

知っておきたい永代供養の種類と特徴

近年、故人を祀る形として増えている「永代供養」。その種類と特徴を事前に知っておくことで、いざというときに慌てずに選ぶことができます。今回は、永代供養の種類や特徴についてまとめました。

屋内型の永代供養墓

遺骨を建物の中に収納する種類のひとつ。多くの遺骨が一つの建物に置かれることがほとんどで、一度に永代供養を行います。一般的に見る納骨堂がこの種類になります。

利便性の良い場所にあることや屋内が快適に保たれているのが利点ですが、大人数でのお参りやお供え物に制限があることも考えておくとよいでしょう。また、屋内型は主に3種類に分けられます。

1.ロッカー型

ロッカー式の棚に骨壷を納め、お参りをする際は管理者から骨壷を出してもらいお参りします。

2.霊廟型

仏壇の下に骨壷を収めます。各々に分かれているため、お供え品を個別に置くことができるのがメリット。

3.棚型

仏壇は設けずに棚だけが設置されており、比較的安くて使用しやすいという特徴があります。

屋外型の永代供養墓

外にある合同墓に遺骨を納める形式。通常のお墓参りのようにお参りできますが天候に左右されやすいうえ、大型のため利便性のよくない場所にあることが多いことも考慮に入れるとよいでしょう。屋外型は主に4種類に分けられます。

1.墳陵型

前方後円型などの形の墳陵の下に合同で骨壷を納める方法で、骨壷を安置せずに遺骨をあけてしまう合祀型もあります。

2.納骨塔型

石材でできた塔のモニュメントの下に骨壷を納めるため、集合安置型で個別に墓石を管理する必要はありません。

3.納骨壇型

大型の石材でできた骨壷を納める棚を備えた形式であり、個別に骨壷を安置できる個別安置型になります。

4.墓石安置型

従来のような個別のお墓をもちつつお寺に永代供養をお願いします。永代供養と一般のお墓の両方の利点を持ち合わせています。

遺体の安置方法について

遺骨の収納は3つの方法があります。安置法別に特徴をみていきましょう。

集合安置型

他の故人の方と共通の棚に安置される形式です。個別のお参りができないデメリットはありますが、費用は個別安置型よりも安くなることが多いでしょう。

個別安置型

遺骨を別々に安置するので、自分が目的とする遺骨に対してお参りできるのが特徴。ただし、永代供養といっても期限が決まっているのがほとんどですので、期限が過ぎると合同安置へと移すことになります。一般的に集合安置型よりも費用が高くなるのが特徴です。

合祀型

遺骨を骨壷から出して、墓地内にあけてしまうため、別の故人の方と遺骨が混ざってしまい、遺骨を復元するのは困難となります。一般的に、費用は低めに設定されています。

永代供養を考えるなら

このように、永代供養にはさまざまな種類がありますので、これからどのように供養していくのか、また費用との兼ね合いでどの種類を選ぶのか、考えることは多いでしょう。そんなときこそ、永代供養についての知識が豊富な専門家にご相談するといいでしょう。

メモリアルサービスでは、永代供養についてのご相談を承っています。まずは具体的に、どのような種類があるのかを見せてもらいながら選ぶことをおすすめします。

知っておきたい永代供養の種類と特徴

永代供養料は相続税の対象になるのか?【スタッフブログ】

永代供養料は相続税の対象になるのか?

永代供養料は、相続税の債務控除対象になるのか気になる方もいるでしょう。葬式にかかる費用は課税対象になりませんが、「永代供養はどうなるのか」という疑問についてお答えします。


相続税の課税対象

永代供養料の課税について考えるときに、まず念頭に浮かぶのが、故人の財産を受け継ぐときに支払う「相続税」。これは、すべての財産に対してかかるわけではなく課税対象が決められています。相続税を考えるときに、以下の項目はしっかりと把握しておきましょう。

相続税の対象

相続税の対象は以下の通りです。

  • 故人の財産
  • 故人の債務(借金など)
  • 葬式代

つまり、葬式代は相続税の債務控除対象となります。

葬式代について

葬式代として認められるのは、以下の通りです。

  • 葬儀場に支払う金額
  • 通夜の飲食代
  • 葬儀に際してお寺や神社に支払う金額

これらの費用は相続税の債務控除対象となりますので、それぞれ領収書をもらっておきましょう。お寺や神社にお支払いするものに対して領収書をもらえない場合は、いくら支払ったのかの記録をしっかりと残しておくことが重要。

葬式代として認められないもの

葬式のときにかかった費用でも、以下のものは葬式代として認められません。

  • 香典返戻費用
  • 墓碑及び墓地の買入費並びに墓地の借入料
  • 法会に要する費用
  • 医学上又は裁判上の特別の処置に要した費用

永代供養料は、上記の法会に要する費用にあたるため、残念ながら相続税の控除対象とはみなされません。通夜や葬儀のように、個人の都合とは関係なく必ず行われる一般的な儀式と違って、永代供養料は、四十九日法要や十三回忌などの法要と同様に、死亡に直接関係がなく個人的な要素が大きいためと考えられます。


相続税の考え方

ここで、永代供養とは別に、相続税についてきちんと把握しておきましょう。相続税とは、故人が遺族に対して残した財産に対してかけられる税金です。しかし、「この額までは税金はかからない」控除額の規定があります。

控除額の計算式

控除額の計算は以下の通りです。

【基礎控除額】=【3000万円】+【600万円×法定相続人の数】

基礎控除額とは、法定相続人が1人の場合、3600万円を超えない遺産に対しては相続税がかからないということです。2人で4200万円、3人で4800万円を超えなければ相続税はかかりません。故人が不動産や株式を所有している場合などは、相続税の課税対象になる可能性が高くなるでしょう。

生命保険・死亡退職金の非課税限度額

また、生命保険金や死亡退職金についても以下のように非課税限度額が定められています。

【それぞれ500万円×法定相続人の数】

超える額に対して相続税が課税されますが、この額を下回る金額であれば相続税を申請する必要がありません。そのため、永代供養料の相続税課税についてもそれほど心配しなくてもよいでしょう。実際は、相続税を支払っている割合は全体の10%に満たないといわれています。


相続税率と申告方法のポイント

相続税を支払う割合が低いとはいえ、平成27年1月1日より相続税の基礎控除額が改訂され、対象となるケースが増えているのが現状です。

マンションなどの不動産を所有している場合は、課税対象になりやすくなります。基礎控除額を超えた場合の相続税はどのようになるのでしょうか。

相続税の税率

基礎控除額を超えた金額に対しては、一定の税率が設定されています。

               
            利率   控除額
  • 1000万円以下 10%   -
  • 3000万円以下 15%  50万円
  • 5000万円以下 20%  200万円
  • 1億円以下   30%  700万円
  • 2億円以下   40%  1700万円
  • 3億円以下   45%  2700万円
  • 6億円以下   50%  4200万円
  • 6億円越    55%  7200万円

55%が最大税率です。それぞれの課税対象額に対して、税金の控除額が決められています。

相続税の申告

相続税は、相続の開始を知った日の翌日から10カ月以内に申告・納付を完了しなければなりません。相続税を支払う場合、相続財産が多岐にわたる場合が多く、調査に時間がかかることが予想されるので、遺産相続の可能性が出てきた場合は、早めに準備を始めることを念頭に入れておきましょう。

土地などの不動産は路線価で算出しますが、非上場の株式を保有している場合は、算出に時間がかかるため、税理士に相談するなど早めの対策が必要になる場合があります。


相続税の申告の準備

葬儀費用や債務などの控除対象を差し引いて、相続財産を確定します。残念ながら「法会に要する費用」と見なされる永代供養料は債務控除の対象とはなりません。次に法定相続人の人数を確定します。この人数が決まらないと、基礎控除の金額を出すことができません。

被相続人の戸籍謄本をもとに決めるのが一般的です。相続財産から基礎控除を引いて、基礎控除額を超えた部分が相続税の課税対象になります。詳しい申告の手順等を、税務署のホームページなどで確認しましょう。

また、住民税や所得税の納税通知が、亡くなった後に届くケースがあります。相続税と勘違いされる場合があるので注意しましょう。届いた住民税や所得税に対しては、遺族がきちんと支払わなくてはなりません。


まずは家族としっかり話し合いましょう

資産をお持ちの方は、なるべく早い段階でどのように相続税を考えておくのかを、ご家族の方と話し合うことをおすすめします。しかし、自分の死後に法要を執り行ってくれる方がいない場合は、相続税との関係もあるので、ご自分の意志もしっかりと伝え、永代供養を考えてみるのもおすすめです。

メモリアルサービスでは、相続税に絡んだ永代供養に関してのご相談も承っています。わからないことや疑問点があれば、お気軽にご相談ください。

永代供養料は相続税の対象になるのか?

永代供養権と永代使用権の違いについて【スタッフブログ】

永代供養権と永代使用権の違いについて

お墓のことを考えるときに出てくる、永代供養権と永代使用権という言葉。この二つ、似ているようで大きな違いがあります。永代供養権と永代使用権の違いについてまとめました。

永代供養権と永代使用権の違い

この似たような二つの言葉、まずはその違いを把握しましょう。

永代供養権

永代供養は、「お墓を見守る人や法要を行う人がいなくても、代わりにお寺などが永代にわたって供養と管理を行ってくれること」をいいます。

子どもがいないなど、末代に渡って祀ってくれる人がいない場合に永代供養権を使うことが多いようです。永代といっても、実際には期限が決まっている場合が多いので、その期間は確認しておきましょう。

永代使用権

こちらは、お墓を使う権利を取得し、その管理費を払っている間はお墓を使い続けることができます。管理費は、お墓があるお寺や墓地の管理者に支払うことになります。

管理料が支払えなくなると、墓地が使用できなくなる点には注意しましょう。また、基本的には供養や法要、墓石の管理は自分たちで行うことになります。

供養形態から見る永代供養権

自分の場合は永代供養権がよいのか、永代使用権がよいのか。これを考える場合、お墓の形態をどのように考えているのかによって選択肢が変わります。

ケース1:墓地は購入するか借りるのか

お墓を立てるための土地、すなわち墓地を購入するのか、それとも借りるのかで違ってきます。墓地を購入するとなると、土地を購入することになるので固定資産税がかかってきますが、購入してしまえば、ずっとその土地はあなたの一族のものです。

この場合、お墓を見守る人が何らかの事情によっていなくなる場合は、永代供養権を使うことになるでしょう。購入する資金がない場合や公営やお寺の敷地にある墓地に埋葬する場合は、墓地を借りる形になり、永代使用権を使うことになります。

ケース2:納骨堂の場合

お墓を持たずに、お寺などの納骨堂に遺骨を納める場合もあります。

これは、広い意味で公共の墓地を使うということになるので、永代使用権となるのですが、多くの納骨堂の場合は供養も一緒に行ってくれるため、永代供養権付きの使用料を支払う、という形になるでしょう。お墓を持った場合は、上記のパターン1の通り、所有するのか借りるのかで異なってきます。

両方の利点を持った方法

ここ最近注目を集めている方法に、永代供養権と永代使用権の利点を兼ね備えた「永代供養墓」があり、上記の納骨堂がこの一つにあたります。

永代使用権を支払いながら、永代供養を行ってもらうというこの方法だと、個人で墓石を持たずにすむため、費用も抑えることが可能です。また、法要についても合同で行ってもらえるため、この先供養してくれる人がいなくなるという不安を抱える人には向いているでしょう。

悩んだときは専門家に相談を

自分の場合は永代供養権と永代使用権、どちらを使ったほうがよいのか。簡単には解決できない場合もあるでしょう。こういった法要については、専門家に相談することをおすすめします。

メモリアルサービスでは永代供養権についてのご相談も承っています。あなたの今後のライフスタイルに合わせた、最適な方法を一緒に考えていきましょう。

永代供養権と永代使用権の違いについて

無宗教でも永代供養は可能でしょうか?【スタッフブログ】

無宗教でも永代供養は可能でしょうか?

永代供養は無宗教でも申し込むことができるのか、気になる方も多いのではないでしょうか?今回は永代供養は無宗教の方でも利用できるのか、詳しく説明させていただきます。

永代供養は無宗教でも利用できるの?

少子化や継承者がいないという方が増えた近年では、永代供養のニーズが高まっています。永代供養墓を管理する寺院や霊園の多くは、宗教や宗派を問わず募集を行っているため、無宗教の方でも永代供養を利用するのは問題ありません。

無宗教の場合、永代供養ではどのような供養がされるの?

永代供養墓は、宗教や宗派は不問となっている場合がほとんどですが、供養は管理する寺院や霊園の宗教による形式で行われます。

たとえば、日蓮宗の寺院が管理する永代供養墓でしたら、日蓮宗の方も、神道の方も、もちろん無宗教の方でも変わらずに、手厚く供養されることになります。

自分の宗教や宗派・宗旨にこだわりがある場合は、管理する寺院や霊園を事前によく確認しておきましょう。

遺骨は無宗教の場合どうなるの?

遺骨を管理する寺院や霊園にもよりますが、30年~50年供養された後は、他の方の遺骨と合祀されることになりますので、合祀された後も、他の方と一緒に手厚く供養されます。

無宗教でも気軽に利用できる永代供養は?

永代供養の中には、檀家しか利用できず、生前に宗派を帰依して檀家になることを条件とするものも。しかし、さきほど言った通り、無宗教の方や、他宗教の方でも門戸を開き、宗教色の薄い永代供養を行っている寺院や霊園も多くあります。

公営霊園

公営霊園にある合葬墓は、合祀墓や永代供養墓のような表現を使っていませんが、宗教色が薄く、実際は永代供養墓と同じと考えてよいでしょう。

このような合葬墓は、横浜市営日野公園墓地が1993年に開設されたのをきっかけに、東京都立小平霊園、さいたま市思い出の里市営霊園にも設けられました。

東京都立小平霊園では、毎年1回、都民の日に献花式が行われています。

樹木葬

樹木の下に遺骨を納める樹木葬は、無宗教の方でも気軽にご利用できる永代供養です。遺骨が自然に還り、樹木が墓石や位牌の代わりになると、宗教を問わず注目されています。

最近では、横浜市営墓地「メモリアルグリーン」や都立小平霊園の樹林墓地、樹木墓地など、公営霊園でも樹木葬は取り入れられ、話題になりました。樹木の下に合葬する樹木葬は宗教色も薄く、宗教で悩むことなく利用できるのが良い点です。

永代供養に関するご相談ならメモリアルサービスへ

アメリカの調査機関「ピュー・リサーチ・センター」の2012年に行った調査によれば、日本人の過半数を超える57%は無宗教だと言います。現在、永代供養墓を管理する多くの寺院や霊園は、宗派を問わず申し込みを受け付けています。

メモリアルサービスでは、永代供養に関するご相談も承っているので、永代供養についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。

無宗教でも永代供養は可能でしょうか?cat