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必ず知っておきたい葬式の相場

必ず知っておきたい葬式の相場

関わることがない限り、あまり知る機会の少ないお葬式の費用の相場。葬式のどんなものにお金がかかるのでしょうか。もしものときのために、かかる費用の相場を前もって知っておけば、節約する助けになるでしょう。


葬式にかかる費用の相場

日本消費者協会の調べによると、2014年度の葬式にかかる全国の相場は189万円です。もっとも高い地区は関東で、平均237万円。低い地区は四国の134万円です。葬式の費用は大きく3つに分けることができます。


その1.葬儀一式費用

葬儀一式費用とは、祭壇・棺・遺体の搬送、葬儀設備に必要な物品、人件費などが含まれた費用のこと。全国の相場は122万円です。葬式全体にかかる費用の半分以上になります。

式場利用費

通夜から葬儀までの式場に使用料金、相場は30万円です。会場の大きさや使用する数や時間によって費用が大きく変わりますので、葬儀社とトラブルを避けるためによく打ち合わせしましょう。

祭壇準備費

祭壇設置・生け花・装具・遺影などの準備費用のことです。相場価格は60万円。この中で1番高額なのが祭壇設置で、安くても30万円以上します。

遺体搬送・湯灌費

遺体は、病院→自宅→葬儀場まで3回搬送されることが一般的です。湯灌(ゆかん)は、遺体にお化粧を施し身支度をする儀式。ドライアイス代など含めて、合わせて40万円が相場です。


その2.飲食接待費用

飲食接待費用とは、通夜と葬儀に準備される料理の費用。香典返しなどの費用も含まれます。全国の相場は34万円です。飲食接待費用は葬式の規模によっても大きく異なります。

通夜の接待料理費

地域によって異なりますが、通夜の会葬者に振る舞う場合は、通夜の接待料理が発生します。相場は約10万円。料理の量は会葬者の半分以上を用意するのが常識。

例えば、実際の参列者が50人とすると、半分以上の30人×3000円=9万円の計算となります。

告別式の接待料理費

火葬場で会葬者に料理を振る舞う場合は、告別式接待料理費がかかります。こちらも通夜と同じで相場は約10万円です。会葬者の人数分用意するのが一般的です。

香典返し費

香典や葬式のお手伝いに来てくださった方々へのお礼。相場は15万円です。海苔、石鹸、ビール券などなくなるものをお返しするのがよいでしょう。1人あたり2000円程度です。


その3.寺院費用

寺院費用とは、僧侶に渡す読径・戒名料のこと。お布施の全国の相場は47万円です。お寺の言い値で決まることがあるので、葬儀社に相談しておきましょう。

読径料

僧侶に、通夜から葬儀、火葬炉前で読んでいただいたお経に対する謝礼。相場は20万円前後です。お寺と故人との関係が深いと、これよりも金額が多くなることがあります。

戒名料

戒を受けて仏門に入った証、戒律を守るしるしとして与えられる名前。戒名には5つの位があります。もっとも多い戒名が「○○信士」「○○信女」で20万円前後。最高位になると100万円以上になります。


できれば複数の葬儀社から見積もりをとる

葬式にかかる費用は、葬儀社やお寺によって大きく変わります。節約したい方は、最初から1社に決めるのは大変危険です。今回ご紹介した相場をもとに、葬儀社とよく話し合いましょう。

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これだけ知っていれば安心!神式葬儀っていったいなに?

これだけ知っていれば安心!神式葬儀っていったいなに?1

神式の葬儀は、葬儀全体の中の2~3%しかありません。そのため、神式の葬儀に呼ばれると、どうすればよいのかわからず、あせることも。神式のマナーは、慣れている仏式と対比すると覚えやすいでしょう。


神式葬儀とはなにか

神式葬儀とは、神道が行う葬儀のこと。正確には「神葬祭」と呼び、仏教でいうと仏葬にあたります。神葬祭は、仏教のように故人を極楽浄土に送るのではなく、家の守護神になってもらうための葬儀。

神葬祭は、通夜祭→葬場祭→火葬祭→埋葬祭→帰家祭の順で執り行われます。この中で、とくに仏式と異なる、通夜祭のマナーを取り上げます。


通夜祭のマナー

仏教でいうと通夜にあたるものを、神式では「通夜祭」といいます。このとき仏式と大きく異なる2つの儀式が行われます。

その1.手水(ちょうず)の儀

神式の葬儀は、まず手水で手と口を清めます。手水の儀は、仏式の焼香にあたるもの。ひしゃくで水をすくい、左手を清めたあと、右手を清めます。次に口をすすぎ、懐紙で両手・口を拭くのがマナー。斎主→副斎主→祭員→喪主→遺族→近親者の順番で行われます。

その2.玉串奉奠(たまぐしほうてん)

続いて、玉串奉奠の儀式に移ります。祭壇に向かって一礼、玉串を両手で持ちます。左手で根本、右手で玉串の頭を持ち、そのまま時計回りに半回転させ、根本を祭壇に向けて置く。2~3歩退き、2礼してから柏手(音を立てない)を2回打ちます。最後に神官・遺族に会釈し席に戻るのがマナー。


覚えておくべきほかの神式葬儀マナー

神式葬儀に失礼がないよう、ほかにもいくつかあるマナーについて覚えましょう。

数珠は持っていかない

数珠は、僧侶がお経を読むときに数を数えるために使うもの。神式の葬儀に必要ありません。

服装は喪服でOK

神式も、仏式で着用するのと同じ喪服でかまいません。とくに女性はアクセサリーは真珠だけにし、バックはブラックを身につけるのがマナーです。

香典の書き方

神式の場合、表書き上部には「御玉串料」「御神前」「御霊前」の中でふさわしいものを書きます。下部に自分のフルネームを記入。水引は黒と白の結び切りを使います。

線香・仏花は供えない

仏式では、線香や仏花を供えます。神式の葬儀は、果物・菓子・魚・酒、故人が好きだったものを供えます。お供えは5000円~1万5000円が一般的。

使ってはいけない言葉

神道と仏教は、死に対する考え方が異なります。神式葬儀に参列する際「ご冥福をお祈りします」「成仏しますように」「ご供養させてください」など、仏教用語は使ってはいけません。


神式のお墓選びについて

神式と仏式の葬儀に違いがあるように、お墓にも違いがあります。仏式は線香をあげる香炉がありますが、神式には玉串を捧げる八足台かお供え物台が必要です。彫刻される文字も、○○家奥都城など仏式にはないものが使われます。

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知っていれば安心!通夜とお葬式の違いとは?

これだけ知っていれば安心!通夜っていったいなに?1

通夜とお葬式、似ているようですが意味合いが少し異なります。喪主・遺族は、通夜でどんなこと行ったらよいか、イマイチわからないところも。通夜と葬式の違いについてもはっきり理解しましょう。

通夜にはどんな意味があるか

もともと通夜は、亡くなった次の日の夜に「故人と別れを惜しむ」ための儀式。親族や身近な人々が故人を夜通し囲むことで、邪霊の侵入を防ぐ意味合いがあります。

また、夜通し明かりを灯すことで、故人を寂しくさせない意味も。しかし近年、この意味合いが少し変わり「葬式に参列できない人のためのお別れの場」になっています。


通夜はどんなことをするの?

通夜ではどんなことが行われるのか、喪主・遺族が行うことを順番にみてみましょう。

受付・着席

通夜開始の1時間前には、芳名帳・筆記用具・香典返しなどを揃えます。受付で、弔問客に芳名帳へ記入してもらいます。香典を受け取ったら「ご苦労様です」また、「お忙しい中ありがとうございます」とあいさつ。それから、香典返しを渡します。通夜の席次は柩に近いところが親族、後ろが一般の参列者が基本です。

僧侶の読径

通夜の会場に僧侶が入場すると、読径が始まります。読径の時間は平均して20~30分程度。僧侶の意向や宗派によって読径のあと法話があります。

お焼香

読径の間に、葬式に先立ち通夜でお焼香が行われます。お焼香の順番は、最初は遺族や親族、そのあと一般の参列者の順に進みます。順番がきたら祭壇の前に進んで、故人に一礼し、遺族に対して一礼してから焼香を行うのがマナー。

喪主あいさつ

ご焼香がひと回りしたら、喪主のあいさつとなります。弔問客に対してのお礼、通夜振る舞いの案内。次の日に予定されている葬式・告別式の時間を伝えます。

通夜振る舞い

通夜の最後は、通夜振る舞いと呼ばれる食事の席を用意。遺族は、弔問客をお酒や軽い食事でもてなし、故人の思い出を語り合います。次の日には葬式が控えているので、21時くらいには終えたほうがよいでしょう。


通夜と葬式の違いとは?

葬式の意味は「僧侶が故人に引導を渡し、成仏へ導く儀式」のこと。通夜と葬式は混同されがちですが、意味合いが異なります。通夜は、故人と遺族が一緒に過ごす最後の晩。

葬式は、僧侶が故人を成仏へ導く儀式です。ですから、故人と近しい関係の人は、通夜と葬儀の両方に出席するのがふさわしいといえます。故人との親交が浅い場合は、通夜のみに参加することが多いでしょう。


通夜と葬式が終わったらやること

喪主や遺族は、通夜と葬式を行ったあと火葬します。骨壺に遺骨を納め、お墓に納骨するのが一般的でしょう。みなさんのご家族・ご親戚は、どこのお墓に納めるのかすでに決めていますか?

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葬儀と告別式は違う?告別式ではなにをするの?

葬儀と告別式は違うの?告別式ではなにをするの?2

葬式では、葬儀と告別式が行われます。葬式のスタイルがシンプル化していることにともない、この2つの役割がわかりにくくなってきました。改めて、葬儀と告別式とはなにかをご紹介します。

葬儀と告別式は違うのか?

葬式とは、「葬儀」+「告別式」を意味します。昔は、葬儀のあと、別の日に告別式が設けられていました。しかし現在では、葬儀と告別式は一緒に行われるため、2つの役割りの意味が不明確になっています。

葬儀とは何か?

葬儀とは、故人の冥福を祈る「宗教儀式」全般のことです。ですから葬儀とは、僧侶による読経、故人を仏の道に導くための引導、読経中に行われる遺族・親族による焼香が含まれます。

告別式とは何か?

告別式とは、知人や友人が故人と最期のお別れをする「社会的な儀礼」のことです。昔は参列者全員で火葬場まで故人を見送り、火葬の前に告別式を行っていました。

しかし現在は、遺族・親族のみで火葬場に行くのが一般的になり、葬儀の中で、告別式を一緒に行うようになっています。よって告別式には、知人・友人による焼香、花入れ・釘打ちの儀が含まれます。

葬儀と告別式はどこで分けるか

葬式の流れのどこで、葬儀と告別式を分けることができるでしょうか?厳密にするなら「焼香」のところで分けることができるでしょう。知人・友人は、お焼香の時間のみ、故人に顔を近づけお別れを伝えることができます。

ですから、葬儀は「遺族・親族による焼香」まで、告別式は、それに続く「知人・友人による焼香」が始まってからとなるでしょう。


告別式の流れ

仏式を例に、告別式の流れをご紹介いたします。

知人・友人による焼香

告別式の中で焼香の時間は、ご遺族の前で行う故人とのお別れの時間。マナーをしっかり覚えましょう。

まず、焼香台の手前で僧侶と遺族に一礼。次に、祭壇に向かって一礼。右手の(親・人差し・中指)で軽く香をつまんで、額の高さまで上げ香炉に静かに落とします。遺影を仰いで合掌、心の中で故人にお別れを語り、最後に僧侶とご遺族に一礼。

順番は、まず遺族から(故人と縁が深かった人から)焼香します。続いて前方の席の人から行うのが一般的。

花入れの儀

告別式の中で、最後に故人の顔と対面できる機会。焼香が終わると、祭壇から柩(ひつぎ)をおろし、頭を北に向け柩のフタを開けます。祭壇から摘んだ供花が遺族たちに渡されます。1人1輪ずつ柩の中に入れて、故人に最後のお別れの言葉をかけ、故人をきれいに飾りましょう。

故人の愛用品を一緒に入れることはできますが、禁物(ライターなど)など注意が必要です。花入れの儀には遺族と近親者のみが参加します。


釘打ちの儀

告別式の最後は、釘打ちの儀。柩のフタにある釘を、小石で2回打ちます。意味は、三途の川を無事に石伝いに渡れるように、という願い。このあと、男性で柩を運びだします。柩を霊柩車に乗せたら、最後に喪主は、参列者に深く一礼し告別式が終了します。


葬儀と告別式が終わったあとは

葬儀と告別式を無事終えたあと、火葬し骨上げがあります。一周忌、三回忌に合わせて納骨・埋骨する遺族が多いようです。

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これだけは押さえておきたい!葬儀後のお礼マナー

これだけは押さえておきたい!葬儀後のお礼マナー

葬儀後のお礼の仕方やマナーについて、意外と知らないことが多いもの。葬儀を手伝ってくださった方や参列してくださった方へのお礼で礼儀を欠くことのないように、事前にポイントを押さえておきましょう。


葬儀後に忘れてはいけないお礼

喪主は、葬儀の翌日から葬儀でお世話になった方々にお礼のあいさつ回りを行います。受付や案内係など遺族以外の方でお手伝いいただいた方に加え、弔辞をしていただいた方にはお礼が必要となります。

このような場合、葬儀がつつがなく終了した後に、喪主が出向いて感謝の気持ちを伝えます。お世話になった近所の方や町内会の代表などにも喪主が出向いてお礼を述べます。

時期としては葬儀後1週間以内にあいさつに伺いましょう。また、葬儀直後のあいさつ回りは、なるべく喪服か地味な平服を着用したほうがよいでしょう。普段着でも問題はありませんが、あまり華美なものは避け、アクセサリーなどをたくさんつけるのもNG。


お礼やあいさつ回りをするときのマナー

喪主は、葬儀が終了したあともやるべきことがたくさんあります。各家庭の環境によってはさまざまな状況があると思いますが、ここでは、さしあたっての基本的なお礼の仕方についてまとめてみました。

故人の勤務先へのあいさつ

故人が在職中であった場合は、会社に出向いて葬儀でお世話になった人や直属の上司にお礼を述べます。あいさつに出向く前に、電話で連絡をしておき、必要な手続きについても事前に確認しておきましょう。

寺院などの宗教者へのお礼

葬儀の会場としてお寺や教会などを使わせていただいた場合はこちらにもお礼が必要。葬儀の翌日、遅くとも翌々日までにはお礼のあいさつに出向きます。

葬儀の謝礼は、葬儀当日に渡すか、渡していないときは持参します。謝礼は規定料金を設けているところもありますので、その場合は規定の料金を包みます。規定料金がなく、決めにくい場合は、直接相談してみるのがよいでしょう。

香典返し

香典の半分から3分の1のお返しが一般的です。香典返しは喪明けに行うのがもともとの形でしたが、現在は当日返しといって葬儀の当日に一律の金額で香典返しをすることが多くなってきました。香典返しの品は、後に残らない消耗品がよいとされています。

弔電・供花をいただいた方へのお礼

弔問にはみえず、弔電をいただいた方には、忘れずにお礼状を出しましょう。また、葬儀でお世話になった人で、遠方に住んでいて直接出向くことのできない場合も、お礼状を出します。感謝の気持ちが伝わるように、丁寧に書くことが大切です。


葬儀後のお礼やあいさつ回りはなるべく早めに

お礼のあいさつを先延ばしにしてしまうと、タイミングを失い、結局何もしないなんてことも。お礼はなるべく日が浅いうちに済ませましょう。とくにご近所の方々にお世話になった場合は、その後の近所づきあいにも影響してくるためきちんとお礼をしておくことが重要。

メモリアルサービスでは、葬儀後のアフターサービスからお墓の建立まで、トータルでサポートいたします。葬儀のことでご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

これで安心!お葬式の準備

これで安心!お葬式の準備

お葬式はいざというときに慌てないためにも、前もって準備しておくことが大切です。喪主の選定や、葬儀プランの決定など、準備しておく案件は複数あります。今回は、お葬式の準備についてみていきましょう。


知っておきたい「お葬式」4つの準備

家族などに病状がすぐれない人がいる場合などは、いざというときに備えてお葬式の準備をしておく必要があります。今回はお葬式の準備として、知っておきたいポイントを4つにまとめました。それぞれの項目ごとにみていきましょう。


1.喪主を決めておく

お葬式の準備でまずしておきたいのが、喪主を決めること。喪主は故人との関係から優先順位が決まっています。当日になって確認しなくて済むよう、あらかじめ確認しておきましょう。

<喪主の優先順位>

  1. 故人の配偶者
  2. 長男→次男→三男
  3. 長女→次女→三女
  4. 故人の両親
  5. 故人の兄弟・姉妹


2.訃報を伝える連絡リストを作成しておく

次に、故人がなくなった訃報を伝えるための、連絡リストを作成しておきましょう。親族はもちろん、故人が生前親しくしていた友人や知人など、あらかじめ連絡先を確認しておく必要があります。「連絡先がわからず、あとから知った…」とならないよう、連絡リストを作成しておきましょう。

連絡する担当を決めておく

あらかじめ連絡する役を割り振っておくと、慌てることが少なくなります。例えば「親族一同は長男が」、「友人関係は長女」、「仕事関係は○○さん」など、担当を決めておくと連絡もれの心配も減らせます。連絡する際は、訃報だけを伝えるのか、参列の案内まで伝えるのかも決めておきましょう。


3.葬儀プランを決める

お葬式の準備でもっとも気を配るのが、葬儀プランの決定です。まず、お葬式に参列する人を決める必要があります。親しい人のみで行うのか、一般の方にも参列していただくのか決めておきましょう。参列する人が決まったら、人数や費用の上限を決めます。葬祭場の大きさなどを参考にしながら、具体的な数字を決めておきましょう。

宗派やご遺体の安置場所も決めておく

その他にも、故人の宗派や、ご遺体の安置場所も確認しておきましょう。とくに安置所の決定は、ご自宅なのかそれ以外なのかで、スケジュール調整に違いが出てきます。自宅での安置が難しい場合に備えて、葬儀社と安置場所の相談をしておくとよいでしょう。


4.葬儀社を決める

家族や親族で準備について話し合ったら、当日お葬式を行う葬儀社を決めましょう。葬儀社では、当日の対応だけでなく、準備段階からお葬式の相談を受け付けています。最近では、ホームページで詳しい案内をしている葬儀社もあるので、参考にするとよいでしょう。


前もって準備しておくことで故人を静かに送り出す

お葬式の準備には、確認しておきたいポイントが複数あります。いざというとき、パニックになって慌てないためにも、あらかじめお葬式のプランなどを決めて、故人を静かに送り出せるよう準備しておきましょう。

メモリアルサービスでは、お墓選びや霊園選びから、お葬式の準備に関するお悩みまで、皆様のご相談を承っております。故人が安らかな気持ちで旅立てるよう、私どもがしっかりとサポートいたします。

お葬式の場面ごとにみる喪主による挨拶例

お葬式の場面ごとにみる喪主による挨拶例

お葬式では、場面ごとに喪主による挨拶が行われます。喪主にとって、挨拶のタイミングや話す内容などは押さえておきたいもの。今回はお葬式の流れに沿って、挨拶の例文を交えながらご紹介します。

喪主は家族の代表

葬儀において喪主は、一家の代表者として葬儀を取り仕切ります。故人を想い、わざわざ駆けつけてくれた参列者に対して、失礼のないような振る舞いや挨拶が大切です。喪主が挨拶をする場面を、挨拶例とともにみていきましょう。

1.僧侶を迎える

まず喪主の行う挨拶は、お葬式にお迎えする僧侶への挨拶です。故人を安らかに送る手助けをするのが僧侶の役目。失礼のないように、きちんと挨拶をしておきましょう。

<挨拶例>

「本日はお忙しい中、ご足労いただきありがとうございます」

「なにぶん不慣れでございますので、ご指導いただけますようお願いいたします」

2.受付開始

受付では、お葬式に足を運んでくださった方々を、喪主がお迎えします。遠方から駆けつけてくれた方や、仕事などの合間をぬって参列してくれた方に、きちんとお礼の気持ちをお伝えしましょう。声をかけていただいた方には、感謝の気持ちも伝えておきましょう。

<挨拶例>

「本日はお忙しいところ、ありがとうございます」

「故人も喜んでいることと思います」

「ご丁寧にありがとうございます」

3.出棺

葬儀が終わり、出棺になったら、喪主による挨拶が行われます。ここでは参列した方や、故人が生前お世話になった方への感謝を述べます。また、故人の人柄やエピソードを伝え、死因についても簡単にふれておきましょう。最後に、今後への想いなどを述べて出棺となります。

「本日はお忙しい中、〇〇(故人)の葬儀にご会葬いただきありがとうございます」

「生前中のご厚誼に、厚く御礼申し上げます」

「晩年〇〇(故人)は趣味の旅行に~(エピソードなど)」

「私どもは未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です」

4.精進落とし

出棺後に火葬を終えると、精進落としが行われます。ここでもはじまりと終わりに、喪主による挨拶が行われます。無事葬儀が終わったことへの感謝とともに、今後ともよい関係を築けるようお願いするようにしましょう。

「おかげさまで、滞りなく葬儀を終わらせることができました」

「本日は最後までお見送りいただきありがとうございました」

「少しの時間ではありますが、ごゆっくりとおくつろぎください」

「残された家族一同頑張ってまいりますので、今後とも変わらぬご支援をお願いいたします」


場面ごとの挨拶の意味を確かめておく

葬儀での挨拶は、喪主本人だけでなく、家族や故人の印象にまで影響を与える重要なものです。それぞれの場面に相応しい挨拶は何か、1つずつ意味を確認しながら述べるように心がけましょう。

メモリアルサービスでは、お墓や霊園選びのお手伝いはもちろん、葬儀のご相談も承っております。葬儀のことで不安がある際は、ぜひ私どもにお声かけください。

お葬式の場面ごとにみる喪主による挨拶例(アイキャッチ)

仏滅はお葬式をやってはだめ?

仏滅はお葬式をやってはだめ?

「お葬式は仏滅にやっても大丈夫?」と疑問をお持ちの方も多いのでは。日本では、仏滅や大安など、式の日取りを気にする習慣があります。今回は、仏滅の意味と、お葬式の関係についてご紹介します。


仏滅は六曜のひとつ

古代中国にルーツをもつ「暦中(れきちゅう)」は、暦に記載された日時や方角から、その日の運勢や吉凶を知るために用いられてきました。この暦中のなかにある、「六曜」のひとつが仏滅(ぶつめつ)です。六曜には仏滅のほかに、大安・先勝・友引・先負・赤口があり、それぞれに意味があります。

運勢の悪い日「仏滅」

仏滅は、六曜のなかでも運勢の悪い日と呼ばれ、何をやってもうまくいかない日とされています。そのため仏滅には、結婚式や引っ越し、お店の新規開店など、「新しくスタートを切る催しは避けたほうがよい」という考え方があります。


お葬式と仏滅の関係は?

では、お葬式の場合も仏滅は避けたほうがよいのでしょうか?

お葬式は仏滅に行ってもよい

仏滅にお葬式を行うことに、とくに問題はありません。お葬式はお祝い事ではなく、故人の冥福を祈る行事です。新しく何かをスタートさせるわけではないので、仏滅を気にする必要はありません。また、六曜は仏教とは関係がないため、宗教上の理由からも、心配する必要はないでしょう。

六曜はあくまでも慣例

そもそも、六曜は明確に定められた決まりではなく、古くからの慣例と呼べる考え方。若い世代では、六曜のとらえ方にも変化が生まれ、あえて仏滅に結婚式をあげる、といったカップルも増えています。これは「仏滅が運勢の悪い日なら、ゼロからふたりでスタートできる」という新しい考えにのっとったものです。

気をつけておきたいのは、お葬式をあげる多くは、古くからの文化を尊重する世代。それぞれの世代ごとの想いに配慮しながら、親族で話しあって日取りを決めるのがよいでしょう。


友引は「友を引く」?

六曜のひとつに、「友引(ともびき)」があります。友引は「物事に勝敗はない日」とされ、普段はそれほど気にかけることのない日取り。しかし、友引はその字面から「友を引く」とされ、友人や親族などを故人が連れていくことを連想させます。そのため、「友引はお葬式をするのには不吉な日取りだ」という考え方があります。

火葬場が休みの場合も多い

友引がお葬式にはよくない、という考え方は古くから伝わるものです。これも仏滅と同じく慣例と呼べる考え方で、とくに明確な決まりはありません。

しかし友引の場合は、仏滅に比べ「お葬式にふさわしくない」というイメージが強いため、多くの火葬場ではあらかじめ友引を休みにする場合があります。お葬式の日取りを決めるときは、このことを覚えておきましょう。


親族で日取りを確認しておくことが大切

仏滅の日にお葬式を行うことには、とくに問題ありません。しかし。友引のように、古くから慣例としてお葬式を行わない日も存在します。お葬式の日取りは、親族できちんと話し合い、互いの考えや価値観を尊重して決めるようにしましょう。

メモリアルサービスでは、お墓や霊園選びはもちろん、お葬式に関するご相談も承っております。お墓選びやお葬式でお悩みの際は、ぜひ一度私どもにお声かけください。

葬儀保険は入っておくべき?

葬儀保険は入っておくべき

お葬式の費用を負担してくれる葬儀保険。まだなじみの薄い保険ですが、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?今回は、葬儀保険の選び方とあわせてみていきましょう。


葬儀保険とは?

葬儀保険とは、お葬式にかかる費用を負担することを目的とした保険です。お葬式は、思いがけず費用の負担が大きいため、あらかじめ保険に加入することで、いざというときの備えとなります。


葬儀保険のメリット・デメリットは?

では、具体的に葬儀保険のメリットやデメリットをみていきましょう。

メリット

  • 費用の心配に備えられる
  • 医師の診断が不要
  • 加入条件のハードルが低い

葬儀にかかる費用は、規模による違いはあるものの、数十万円~数百万円と大きな出費となります。こうした費用への備えができる点は、葬儀保険の一番のメリットです。

また、健康保険などと違い、医師の診断や、年齢・病気の有無といった加入条件のハードルが低い点も魅力。「保険に入りたいけど審査が通らない…」といった方にも安心です。

デメリット

  • 支払いの条件が複雑
  • 物価などの変動リスクが大きい

次に、葬儀保険のデメリットをみていきましょう。デメリットとしてあげられるのは、支払い条件が複雑で、わかりづらい点。保険に定められている免責事項などが細かく決まっているため、「いざとなったら支払われない」といったデメリットが考えられます。

また、保険会社の経営状態や、物価の変化による変動リスクが高い点も覚えておきましょう。


どんな保証が欲しいのかで保険を選ぶ

では、実際に葬儀保険を選ぶ際は、どのようなポイントがあげられるのでしょうか。選ぶ際の重要なポイントとなるのが、「どのような保証が欲しいのか?」という目的をはっきりとさせること。

自分にとって必要な保障は何か、きちんと把握しておくことで、間違いのない保険選びにつながります。

保険の形態は?

葬儀保険には、死亡時まで保証される「終身保険」と、期間が定まっている「定期保険」があります。終身保険は一生涯保障されますが、その分保険料は割高に。

定期保険では、一定期間の保障という条件はあるものの、保険料は割安になります。保険の形態と、保険料の負担を参考に、自分にあったタイプを選ぶことがポイントです。

加入年齢や条件は?

加入年齢や、加入条件の内容も、選ぶ際のポイントです。歳を重ねてから保険を考える際は、加入年齢を確認する必要があります。

また、保険会社によっては、葬儀保険であっても加入条件を定めている場合があるため、自分が条件にあうか確かめておきましょう。

セット内容は?

葬儀保険でも、入院保障などがセットでついたタイプも取り扱われています。葬儀の費用保障だけでなく、入院時の負担も保障してほしい場合は、こうしたセットタイプを選んでみましょう。


加入前に保障内容や条件をきちんと確認しておく

葬儀保険は、葬儀にかかる費用を負担してくれる頼りになる保険です。加入時には、保障内容や支払い条件、加入する際の条件などをきちんと把握しておくことで、トラブルを避けることができます。

メモリアルサービスでは、霊園選びやお墓選びなどを通して、お葬式に関わるサポート業務を行っています。人生の終着駅を美しく彩るお手伝いを、ぜひメモリアルサービスにお任せください。

葬儀保険は入っておくべき(アイキャッチ)

これで安心!葬儀の後の流れ

これで安心!葬儀の後の流れ

法要の準備や各種の手続きなど、葬儀の後にしなければならないことは想像以上にたくさんあります。葬儀が終わった後、いつまでに何をすればよいのか知っておけば、もしもの時に焦らずに対応することができます。


葬儀後すぐにやらなければならないこと

葬儀の後、急いでやらなければならないのが各種の事務手続きです。とくに行政への届出は10~14日程度と、期間が短く設定されているものが多いのです。

14日以内に必要な手続き

  • 世帯主変更届
  • 介護保険資格喪失届
  • 国民健康保険資格喪失届
  • 後期高齢者医療資格喪失届

上記は14日以内に届出なければなりません。葬式前は準備で忙しく後回しにしていたという方も、葬式後には速やかに提出しましょう。

・年金受給権者死亡届

10日以内の届出が必要です。国民年金の場合は14日以内となりますが、やはり期間が短いので葬儀後すぐに届出ましょう。

できるだけ早く済ませるべき手続き

ほかにも携帯電話の解約や保険の請求のように、期限の有無に関わらず葬儀後できる限り早くに済ませておいたほうがよい手続きがあります。

・故人がしていた契約の解除や名義変更

不動産・火災保険・自動車・公共料金・通信関係・クレジットカード・銀行口座など、葬儀後確認しなければならない契約は多岐に渡ります。特に水道代や電気代など口座引落としのものは、解除や名義変更をしない限り勝手に引落とされてしまうので、早めに契約内容を見直しましょう。

・請求できるお金の確認

葬儀後さまざまな請求や申告が必要になります。給与や弔慰金・退職金等の清算・生命保険・遺族年金・死亡一時金(国民年金)・葬祭費(国民健康保険)などです。こちらから請求しなければ支給されないので要注意です。


四十九日法要までにやるべきこと

事務手続き以外にも、葬儀の後にやらなければならないことは山積みです。一つの区切りである四十九日法要までにやるべきことには、次のようなものがあります。

  • 葬儀社への精算
  • 初七日法要
  • 香典返しの準備
  • 本位牌の手配
  • 供養準備
  • 四十九日法要の連絡

とくに供養準備については供養の方法がたくさんあるので、時間がかかることがあります。手元供養や分骨、散骨、樹木葬、自然葬など色々な形の供養があり、お墓や霊園・仏壇の用意など、決めてもすぐには準備が整わないものもあります。葬儀後四十九日法要までにはお骨の行き先を決めておきましょう。


四十九日法要以降でやるべきこと

四十九日法要後にはやるべきことは少なくなっていきますが、まったくなくなるというわけではなく、以下のようなやるべきことが残っています。

  • 遺産・相続に関する手続き
  • 遺品の整理
  • 初盆
  • 喪中はがき
  • 一回忌法要

気をつけなければならないのが期限が定められている相続です。相続を放棄する場合は3ヶ月以内、遺産相続をした場合は10ヶ月以内に相続税を申告・納税しなければなりません。したがって葬儀後~四十九日法要前後には行っておきましょう。


葬儀後は期限が定められていることから一つずつ

葬儀の準備に始まり休むまもなく、葬儀後にも次から次へとやらなくてはならないことが迫ってきます。事前に何をするべきかを確認しておき、葬儀後は期限が迫っているものから優先的に処理していきましょう。

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