お葬式にどれくらいの時間がかかるかは、なかなか知らないもの。今回は、お葬式のステップごとに、時系列で時間の目安をご紹介します。一緒に確認していきましょう。
お葬式にかかる時間は3日が目安
故人がご臨終されてから、24時間は火葬できないことが法律で決まっています。そのため、お葬式の日程は最短でも2日はかかります。葬儀場などの都合がすぐに決まることは稀なので、一般的な目安は3日と覚えておきましょう。
通夜全体では2~3時間
通夜は開式から閉式まで、60分程度が時間の目安となります。その後行われる通夜振る舞いは1~2時間程度。具体的に、それぞれの細かい時間について詳しくみていきましょう。
お葬式にかかる時間はどれくらい?
開式前(30分)
まず、通夜の30分前には、親族は集まっておくようにします。故人を偲んで訪れた方々に、きちんとあいさつをするようにしましょう。
焼香(30~40分)
通夜が開式されてから、焼香を行います。まず喪主が最初に行い、続いて親族の順です。時間は10分程度が目安。その後、弔問の方々も焼香を行います。人数によって変動しますが、20~30分程度の時間を目安とします。
通夜振る舞い(1~2時間)
弔問に訪れた方々をもてなす、通夜振る舞いは1~2時間を目安とします。故人の思い出や、哀しみを癒す貴重な時間です。かけつけてくださったお礼など、忘れず伝えるようにしましょう。通夜振る舞いが終わったら、通夜は終了し、解散となります。
告別式は1時間が目安
次に、お葬式の中心となる、告別式の時間をみていきましょう。
開式前(30分)
通夜と同じく、告別式の開式30分前には、親族が集まっておくようにしましょう。お寺さん入場は、開式5分前が目安です。
読経(10分)
お寺さんによる読経は、開式の挨拶のあと行われ、10分が目安となります。
焼香(30~40分)
告別式での焼香も、喪主から順に行います。時間の目安も、人数による変動を考え、30~40分を考えておきましょう。
出棺は15分程度
お葬式の次のステップ、出棺についてみていきます。
出棺前(5分)
告別式が閉式後、出棺のための準備をします。故人の顔を最後にみることができるお別れの時間です。故人の愛用の品や、花などを入れてあげます。時間は、5分程度を考えておきましょう。
あいさつ(10分)
出棺前に、喪主からのあいさつが行われます。故人へのお別れの言葉を述べる時間です。霊柩車へ運ぶ時間などを含め、10分を目安とします。
火葬(40~60分)
霊柩車で火葬場に移動して、火葬を行います。火葬から、骨を骨壺にうつす「骨上げ」までを含め、40~60分を想定しましょう。
法要・精進落とし(1~2時間)
火葬場から式場に戻り、法要を行います。時間は30分が目安。その後、精進落としを行い、お葬式は終了となります。精進落としには、1時間程度を目安としておきましょう。
全体の時間を確認してきちんとしたお別れを
お葬式はいつでも突然なため、手順や時間の目安がわからず慌ててしまうもの。時間や手順を一度確認しておくことで、故人とのお別れをきちんと済ませることができます。
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