永代供養や納骨堂 新しい供養の形式とは?

永代供養 納骨堂

永代供養墓、納骨堂など、様々な供養の形式が一般的となった現代。 こうした新しいスタイルの供養にはどのようなものがあるのか、それらをまとめてみました。

現代のお墓の在り方について

「終活」という言葉が一般的なものになり、ご自分が入るお墓に関して考える方が大変増えています。生活スタイルや家族の形の変化に伴い、従来の形のお墓を維持していくことが簡単ではなくなりました。

あるアンケートでは、「お墓が無縁化してしまうかもしれない」という不安を感じている方が5割もいらっしゃるという結果が出ています。先祖代々のお墓を引き継いだ方であっても、そこを撤去して新しい形の供養の方法を考えるという「墓じまい」という行為も徐々に増えてきているそうです。

ここでは、新しいスタイルのお墓や供養をご紹介しましょう。


永代供養墓

ここ十数年で一般的になった「永代供養墓」。

永代供養墓は、「一代限りの供養」であることが前提となったお墓です。墓地内に墓石を建て、それを子孫まで引き継いでいくという従来のお墓とは異なり、一度契約を結べば、ほぼ恒久的に供養や管理を行ってくれるのが大きな特徴となっています。

頻繁にお墓参りに行けない方や、子どもがいない方、自分が死んだ後にお墓のことで子どもを煩わせたくない、という方などが生前に契約をするケースが増えています。

供養や管理を寺院・霊園に一任するため、無縁仏となってしまう心配がないということ、従来のお墓よりも費用がかからないということなどから、永代供養墓を選ばれる方は年々増加しています。


納骨堂

昔は「遺骨の一時的な預かり場所」という意味の場所であった「納骨堂」。現在では、長い期間に渡って遺骨を管理・供養してくれる施設という考え方に変化しています。

納骨堂は主に建物内にあり、ロッカー形式、仏壇形式、墓石形式などその形式は実に様々です。特に都心などのスペースが限られた地域において、そのニーズは年々高まっているといえるでしょう。

年間管理費を支払続けるかぎり、永代で遺骨の安置が可能なところは通常のお墓と同様です。全ての費用を前納する永代供養墓との違いは、「年間」を支払いの単位としているところが多いという点でしょう。


樹木葬

「遺骨は土に還したい」「自然の中に埋葬してほしい」「墓石は必要ない」というニーズの高まりと共に広まったのが、「樹木葬」。墓石の代わりにモニュメントとなる木を植える形式の供養です。

大きな一本のモニュメントツリーの元に、他の故人と共に埋葬するタイプや、それぞれ個人ごとにスペースが与えられ、一本ずつ木を植えるタイプなど、その形式は霊園によって異なります。

樹木葬に近いものとして、草花が植えられた明るい庭園のような霊園内に、洋風のプレートやオブジェなどを設置する「ガーデン式霊園」なども、近年増加しています。


その他の供養

全くお墓に該当するものを持たないという方もいらっしゃいます。遺骨を手元で保管し、そこに向かって手を合わせるという供養の方法です。写真、遺品、遺骨、位牌といったものがあれば、「お墓」という場所は必要ないという考え方からこのような供養を取られる方もいらっしゃいます。

海や山、川などに遺骨を撒く「散骨」、ペットの遺骨と一緒に埋葬してもらえるお墓なども、それぞれの価値観を反映して需要は高まりつつあります。

供養の方法とは異なりますが、インターネット上に骨壷、お墓、位牌といったものが映し出され、パソコンの前でお参りをするという「サイバー霊園」「インターネット墓参」など、新しい形式のお墓参りを提案する霊園などもあります。


位牌供養

先祖から引き継いだ位牌をどうしたらいいかわからない、という方にとっては、「位牌供養」というものもあります。これらは位牌を引き取り、一定期間預かって供養してくれるものです。永代に渡って管理してくれる場合や、一定期間が過ぎるとお焚き上げを行い適切な処理をしてくれる場合など、こちらも様々なパターンがあります。

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